最近よく聞くようになった言葉に「フードロス」があります。
フードロスとは、食べられるはずだった食品を廃棄すること。
大きく分けて、家庭内で食べるのを忘れて腐らせてしまった「家庭系食品ロス」や、スーパーやコンビニなどで賞味期限が切れて廃棄してしまう「事業系食品ロス」の2種類があります。
コンビニの食品廃棄の多さはたびたび話題になっていますね……。
そんな「事業系食品ロス」削減に対して、スタートアップ企業のBASE FOODとスナックミーが超すんばらしい取り組みを行っているので、こりゃ愛用者として広めなきゃ!!とさっそくブログ記事を書き始めました!(実際にBASEFOODとスナックミー愛用者です♡)
BASEFOOD社っていったい何者???
2016年にスタートアップとして始まったベースフード株式会社は、「完全栄養食※」という時代にあった食へのアプローチと、パッケージデザイン性の高さであっという間に人気が出た、超スピード成長企業です。2022年8月時点で、販売数5,000万袋を突破しています。
初めてベースブレッドを見たときは、そりゃあもう衝撃でした。だって、めちゃくちゃお洒落なんですよ。パンなのに、中身見えないんですよ(笑) なんじゃこりゃ!?と思いましたね。しかも1袋250円前後、と値段も強気。
主食なのに、中身見えない食品パッケージって他にあります?(笑)
まぁ、そんなわけで、とにかくお洒落なベースブレッドが気になって気になって買い始めたわけです。栄養が取れる!ということで、忙しい朝や料理のめんどくさい夜などに重宝してたんですが、味も慣れてくると美味しいんですよね、癖になるというか。
栄養のおかげか、なんとなく体調もいい感じになってそのまま継続に至る……というわけです。
定期購入(サブスク)していると、毎月「カイゼン報告」という定期メールを送ってくれるんですが、定期購入者(ベースブレッド愛用者)たちのリクエストや意見を徹底的にヒアリングして即実行にうつしているんですよ。
- 脱酸素剤を剥がれやすくカイゼンしました!
- お得な友だち紹介キャンペーンを始めました!
などなど。
ベースブレッドは常温で1ヶ月の保存ができるんですが、袋の中に張り付いている脱酸素剤を電子レンジでチンする前にはがさないといけないんですね。これがとにかくはがれにくくて、ムキー!とれない!ってなることが多くてどうにかして欲しいなぁと思っていると、その次の月にはカイゼンされました(笑)
ベースフード社はとにかく行動が早い‼
消費者の声をすぐに取り入れて改善したり、良いと思う取り組みに対してどんどんチャレンジしていく力と勢いがあります。
完全栄養食:
※1食(2袋)で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む
BASEFOOD社(ベースフード)のフードロス対策
フードロス削減のため、継続コースの商品と一緒に賞味期限の近いBASE FOOD商品を無料でお届けする取り組みを開始しました。
2022年7月のカイゼン報告 | BASE FOOD MAGAZINE
そんな行動力のかたまりであるベースフード社! スタートアップとして、時代の先を走っているので、いち早くフードロス対策にも乗り出しています。(すみません、メインの話題にたどり着くまでが長かったですね笑)
これまで賞味期限が近くなったものは「アウトレット商品」として、会員向けに25%の割引価格で販売していました。それが2022年7月より、定期便の配達と同梱する無料でのお届けへと「カイゼン」されました。
定期購入者数が30万人(2022年5月)を超えているベースフードのこの取り組みは、大きなフードロス対策になりますね。なにより、これまで有料で販売していた商品を無料へと舵を切ったことは本当に素晴らしいと思います。
利益だけにとらわれず、いち企業としての使命と役割をしっかりと果たしてくれています。
やっぱり、ベースフード社は勢いがあります。革新的で行動力が伴う!これぞスタートアップ!
ベースフードが、さらに大好きになりました♡
ベースフード株式会社 ⇒ BASE FOOD公式サイト
ベースブレッドの最安値 ⇒ 12袋/1,110円のスタートセット
ファンが多い Snaq.me(スナックミー)とは
2015年に設立したスタートアップ企業の「Snaq.me(スナックミー)」も、積極的にフードロス対策に取り組んでいます。
スナックミーのフードロス対策の前に、簡単に会社概要をご紹介しますね。スナックミーは、8種類のお菓子の詰め合わせが自宅のポストに届くお菓子のサブスクです。ナチュラルにおいしいお菓子を楽しんで欲しいというコンセプトで、おやつはすべて無添加のものになっています。
お届け頻度は2~4週間に1度で、おやつ診断アンケートを参考に、自分の好みに合わせた8種類のおやつを選んでくれます。味の美味しさとともに、このわくわく感が楽しい!と、ユーザーの満足度が高いことが特徴です。
スナックミーは味や素材の良さはもちろん、ユーザーへのアピールがとても上手く、一度試すと、「スナックミー」というブランドのファンになる人たちが多いイメージですね。
Snaq.me(スナックミー)のフードロス対策
スナックミーはサブスクスタイル・商品がランダムで届くという2点が、フードロス対策に大きく関係しています。
サブスク制により、ある程度の需要が分かることで、毎月の生産数を上手く調整することができます。さらに、商品をランダムにすることにより、商品ごとの在庫の調整も可能になります。
会社の「ワクワクと共におやつを届けます」というコンセプトと、フードロス対策が合致した素晴らしいものです。
また2020年から、形や大きさが規格外であるナッツや果物を廃棄から救うために、「アップサイクル」という名前を付けて商品をシリーズ化することもしています。この取り組みの特に素晴らしい点は、生産者から、提示量を指定の価格で全量買取していること。
規格外商品は、赤字覚悟で販売していることが多いなか、アップサイクルという価値をもつ商品に生まれ変わらせることで、適正な価格での売買を可能にしています。まさにWin-Winの関係です。あ、消費者も嬉しいので、win-win-winですね!
スナックミーの凄いところは、自社商品のロス対策はもちろん、その一歩先の生産者や加工業者のロスにも積極的に取り組んでいる点。アップサイクルシリーズは、毎回メールやウェブサイトで、その素材を使う理由と開発過程を共有しています。
アップサイクルは、累計で13シリーズの開発が行われています。(2022年8月現在)
どの商品も生産者の方の気持ちや、開発への想いがつづられているので、購入者でもあるわたしたちも親しみを感じることができて、嬉しい気持ちで購入できますね。
素晴らしい取り組みなので、ぜひ詳細記事を読んでみてください。
→フードロス解決へ。「アップサイクル」で廃棄されてしまう食材に新たな価値を
サブスクだからこそ、できる取り組み
BASEFOODとスナックミーの2社の取り組みをみて感じた事は、サブスクシステムの強さです。
2社がサブスクではなく単品購入だったら、これらの取り組みは可能だったでしょうか。
特に、スナックミーのアップサイクルシリーズは、購入者数の予測ができないと難しいのではないかと思います。事前にある程度の需要量がわかっているというのは、大きな強みです。
BASEFOODのフードロス0の商品無料配布も、毎月の定期配送ボックスに加えるだけなので、コスト負担が少ないないことがメリットです。
フードロス対策として「できること」
この記事を書きながら、私なりにフードロスについて考えてみたところ、私の場合は「野菜のロス」が多かったことに気づきました。安いからといってスーパーで大量買いをして使いきれなかったり、冷蔵庫の奥にしまったまま忘れてしまい腐らせしてしまったりと、もったいないことをしていました。
仕事やプライベートなどで忙しく、鮮度のある食品の消費が追い付かない場合は、保存可能期間が長いものを購入したり、食品サービスを上手く利用したりすることでお金と食品の節約にもなります。最近はベースフードやGREEN SPOONを利用することで、以前に比べて、食材の無駄が少なくなりました。
すぐにできる対策としては、当日に使ったり食べたりする予定があれば、賞味期限の短い商品から購入していくことも、フードロス削減になります。「家庭系食品ロス」だけではなく、「事業系食品ロス」をともに減らしていけるよう、いち消費者として取り組んでいきたいですね。